http://news.livedoor.com/article/detail/9317893/
5人に1人がうつ病を経験するという時代になりました。
なぜ人がうつになるのか、その仕組みは正確には分かっておらず、遺伝や性格、脳の中の代謝異常などが関係していると考えられているようです。なかには、職場のストレスが原因でうつ病になったという人も少なくないようです。
そこで今回は、世界保健機関(WHO)の作成した資料を参考に、人をうつ病に追い込みかねない“危険な職場”の特徴を幾つか紹介いたします。
もちろん”危険な職場”に該当する会社でも、うつになる人とならない人がいるので、一概にはいえませんが、リスクが高いといわれる企業には共通点があるようです。
ぜひともチェックしてみてください。
■1:非現実的な目標を追わせるにもかかわらずサポートがない
人をうつに追い込みかねない職場に共通する特徴として、実現不可能な目標を精神論で達成させようとする風潮があるようです。
中でも厳しい目標を実現するための教育や支援がほとんどない企業が危険だといいます。
■2:弱音を吐ける場所がない、リーダーが悩みを聞いてくれない
弱音を吐きたくなったり愚痴をいいたくなったりする瞬間は、誰にでもあります。
しかしそうした言葉を誰も聞いてくれない、自分の上司や先輩すら悩みを聞いてくれない職場は、危ないといいます。
■3:抱えさせられる仕事量が多過ぎる、自分に割の合わない業務が集中している
個人で処理できる限界を考えず仕事を任せてくる企業で働いていると、うつ病のリスクが高まるといいます。
サポートもなく、孤軍奮闘しているうちに燃え尽きてしまうかもしれません。
■4:休憩や休暇を取りづらい、時間外労働が日常化している
業務中に休憩が取りづらかったり、年次有給休暇を取りづらかったりする企業は、もちろん一概にはいえませんが、社員をうつ病に追い込むリスクが一般的に高いといいます。
時間外労働が日常化している企業の社員もやはり、うつのリスクが高いそうです。
■5:改善の提案が通りづらい、言いづらい
労働環境が厳し過ぎるので改善したいと思っても、提案が一切受け入れられない、あるいは提案そのものが出しづらい雰囲気の職場があります。
そういった企業で働く従業員は、一般的にストレスがかかりやすく、うつのリスクも高いといえるそうです。
以上、あなたをうつに追い込みかねない企業の特徴をまとめましたが、いかがでしたか?
ブラックと分かっていても簡単に辞められない人も多いと思いますが、頑張って耐えた末にうつ病になってしまっては元も子もありませんよね?
復帰にもかなりの時間が掛かりますし、経済的にも追い込まれます。
そうなっても企業は恐らく知らんぷりです。
既に心のトラブルが見え隠れしている、でも精神科や心療内科には行きたくないという方は、近所の保健所や保健センター、精神保健福祉センターに出掛けてください。
専門的な立場からアドバイスをしてもらえます。我慢は禁物なので、すぐに動いてくださいね。
【参考】
※ GUIDELINES FOR THE PRIMARY PREVENTION OF MENTAL, NEUROLOGICAL AND PSYCHOSOCIAL DISORDERS - World Health Organization